肥満

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生活環境が変化し、日本人の『肥満者』が増えている。

厚生労働省が毎年実施している国民健康・栄養調査で、男性の肥満者は2013年以降、増加傾向となっている。
2019年の調査では、肥満度を示す体格指数(BMI)が25以上の人は成人男性の33.0%で、2013年から4.4ポイントも増加している。年代別では、40代が39.7%、50代が39.2%と”約4割”の方が該当している。
女性の肥満者は2013年から2.0ポイント増加の22.3%と微増であるが、やはり右肩上がりの傾向だ。

また、運動習慣について改善への関心や意向がない人は、男女ともに30~40%の割合だ。

ウケるのが、「半年以内に~ 1カ月以内に~ 改善する”つもり”」の人が20%いること。
おいおい、、、アンケートされて1カ月以上先、ましてや半年以内の”つもり”をよく回答できますな。
ストレッチ、筋トレ、縄跳び、ウォーキング、車移動から自転車や歩きにするなど、すぐやれるでしょ。
すぐやらないのに「つもり」って周囲に変な期待を持たせるようなことを言うから、出来なかった時のバッシングに繋がるわけだ。

習慣の改善の妨げになる理由としては、「仕事や家事、育児で忙しくて時間がない」ことが多く挙げられていた。そして、残念なことに近年では、小学生・中学生も肥満が増加傾向にある。
食文化の変化で好きなものを飲み食いし、ゲームやネットのスマホ時間が多くなり、運動習慣がない大人の影響も少なからずありそうだ。
飲み食いするモノや時間帯を考えたり、1日のスマホ時間の2分を全力バーピージャンプトレーニングをやったり、いろいろ手段も方法もあるわけなのよ。
だが、総務省統計局によると、2019年の25歳~54歳の男女の人口数は4,627万人とのことから、相当数が『肥満者』に該当しており、改善への取り組む意識も低いことのが現状である。

 

さらに、過去20年以上を振り返ると「趣味離れ」と「うつ病(気分障害)」についても増加傾向だ。

1年を通してスポーツをせず、グループなどコミュニティにも参加しない”人離れ”の状況が伺える。
人と対面しコミュニケーションを図ることは、幼少期から自然とその環境に置かれているが、大人になるにつれて様々な環境の変化と自身で決断できることから、人との関りを持たない人達も多い。
子供や学生の頃は、クラスや学校や部活など大人数でのグループに属しており無意識に多数の人と知り合う環境にいた。それと比較して、大人になったら接する人の絶対数はどうだろうか。知らず知らずのうちに人と接する機会が減っているかもしれない。

うつ病による休職&離職などの社会的損失は約2兆円と試算され、日本全体の労働力低下にも繋がり、最悪のケースは自殺。うつ病には予防や早期発見が重要とされ、1人で考え込まない環境やストレスを軽減させるなどの予防策が必要不可欠である。
その問題を解決する一つの手段として、自分の存在意義や人との繋がりを感じ、ストレスを解消できる健康的な趣味を持つことが、健全な健康状態を作り上げる要因となる。

では、なぜ運動が健康に良いのか?
それは、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという物質が分泌され
ストレスや不安を解消させ、気持ちを安定させる効果がある。
さらに、強度が高い運動をすることにより成長ホルモンが分泌されアンチエイジング効果がある。
「ストイックだな~」ってくらい運動している人は、エネルギッシュで実年齢より見た目が若い人が多い。

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小学生の頃、肥満児には”君はデブだよ”って紙が配られていた。
不思議と社会人になると健康診断の不健康自慢をする人がいる。
どんなに仕事ができても肥満は肥満なのである。

習慣の積み重ねが人間を形成しているといっても過言ではない。
環境や状況が整わないから動かないのではない。
動かないから環境や状況が整わないのです。

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