柔術

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『ブラジリアン柔術』とは。
1915年ブラジルに移民した日本人柔道家・前田光世が柔道または柔術の技術を現地ブラジル人に伝え、その技術を基にセルフディフェンス(護身術)に重きを置き改変していった日本の武道文化が発祥と言われている。

今では世界最高峰の総合格闘技団体のアメリカのUFCが、目潰し&噛みつき以外はなんでもありのルール(現在はスポーツ化されルール改正あり)で、第一回大会を1993年に開催した。
空手、キックボクサー、プロレスラー、力士など体重差なんて関係ない異種格闘技の猛者達8名を集めたトーナメントで、オール一本勝ちして優勝したのがブラジリアン柔術家のホイス・グレイシー。ブラジリアン柔術が一躍有名になった大会である。

現在では世界中で行われている競技となっており「Google本社」では社員向けの“福利厚生制度”として導入されている。スポーツの種類として格闘技に該当するが、打撃がないので怪我のリスクが少なく安全性が高いので、人前に出るハリウッドスターも趣味として公言している。
格闘技未経験者でも始めるのに敷居が高くない格闘技として位置付けられ、「マット上のチェス」と称されるほど「ロジカルな思考」が必要とされることから、社会人の競技者が多い理由となっている。
2004年から2018年にかけてのGoogle検索推移においても、世界各国で【JUDO】(柔道)という検索ワードの検索件数が年々衰退している(オリンピックの時だけ急上昇)のに対して、【BJJ】(ブラジリアン柔術の略称)の検索件数はジワジワ上昇している。

アジアオリンピック評議会(OCA)が主催するアジア競技大会は「アジア版オリンピック」と称されている。2018年開催のジャカルタ大会で、初めて柔術が競技種目として採用された。2022年開催の中国杭州市大会でも柔術が競技種目となっており、2026年の大会開催地は日本の名古屋市で行われる予定となっている。
時代の後押しもあり、柔術は世界的に注目されつつある競技であり、一生涯出来るスポーツとのことから、今後の競技人口の増加も期待が持てる。

では、日本の状況はどうなのか?
日本の競技人口は約30,000人と言われており、競技年齢は25歳~54歳の層が約90%を占めている。
皮肉なことに、前回のブログ「肥満者層」の年齢と合致する。
もし食事制限なく痩せたいと思っている人は、とりあえず近くの柔術ジムをお勧めします。


消費カロリーについては、“1時間”柔術をすると、約700kcal消費されると言われている。
他のスポーツの消費カロリーはどうなっているのか?
体重70㎏の方が“2時間”運動(少し汗ばむ程度)することによる各運動別の消費カロリーグラフがあった。
ウォーキング540kcal。ランニング840kcal。水泳1,120kcal。サイクリング1,120kcalとなっている。
半分と考えても、1時間で約700kcalを消費できるスポーツはとても珍しく、忙しくて時間がない人にとっては短時間の運動で、高消費カロリー効果が期待できる。(キツイけどね)

ということで、ブラジリアン柔術はダイエット効果&健康維持ができるスポーツなんですよ。
あぁ、素晴らしい。(少し汗ばむ程度ではないけどね)

世界から見ると日本人は規律正しい評価をされています。
自己管理面として評価される体型についても世界から良い評価を受け、働き盛りの年代が心身共に健康であるべきですね。

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