チキン野郎

Business

英語って話せると便利ですよね。
世界の言語ランキングでも英語は1位で、話せる人は約15億3,000万人。
世界の人口が約80億人なので、5人に1は話せる割合です。

ちなみに2位以下はこんな感じ。
2位 中国語 14億8,000万人  
3位 スペイン語 5億
4位 アラビア語 4.4億
5位 ヒンディー語 4.2億

世界中どこにでも出没する中国語は1位とほぼ変わりませんね。
ラテンアメリカ地域の共通語であるスペイン語。
中東系のアラビア語。
インド公用語のヒンディー語。ナマステ~♪

大航海時代や戦争など歴史的な面もありますが、人口数が多いところがランキング入りしてます。
我らが日本はTOP10入りせず、11位です。

日本という島国で育った自分は、海外へは職業人になってから行くようになったが、必ず英語が話せる人が一緒にいたので英語でコミュニケーションを取る努力もせず任せっきりにしていた。

そんな「井の中の蛙大海を知らず」な奴は、1人でいる時は何もできない。
コミュニケーションが取れないのは無力であることのエピソードを紹介しよう。

上海の家電量販店では上海ガニみたいな店員の女の子が中国語で話しかけてきたので
「Can you speak English?」と強気に出てみたら、上海ガニが流暢に英語を話し始めた。
「a little slowly speak」と単語を並べて伝えたところゆっくり英語で話してくれたが
全く何を言っているかわからず、とりあえずポケットティッシュを手渡し笑顔でその場を去った。

香港の街中を歩いていたら怪しい黒人男性に話しかけられ
咄嗟に「はっ?」って日本語で返してしまう。
立ち止まって「なに? なんだよ?」と全て日本語で返したところ
「ハッパ?マリファナ?イル?」ってほぼ日本語で通用する言葉であった。

ハワイはどこでも日本語が通じると聞いて安心して行ったのだが、街中はほぼ英語だった。
ガセ情報だわ~ と思ったが、都合良く考えすぎていた自分がいた。

韓国からの帰りには時間を持て余し空港の免税店でコスメ商品を見ていたら、整形しているであろうお姉さまがニコニコしながら韓国語で話しかけてきた。
韓国人じゃねぇっす。と思いながら首をブンブン横に振ったらお姉さまはその場を離れたが、店内にしばらくいると今度は商品を持って英語で話しかけてきた。
じっくり耳を傾けて聴いても何を言っているのかさっぱりわからず、とりあえず「何言ってるかわかんね~よ」と伝えました。

一番無力に感じたのは、香港でのチキンヤローエピソードだ。
皆で夕食を取っていた時、宴会はまだまだ続くだろうと思い
酒を飲まない自分は食事を済ませていたので「両替が必要な人~?」と声を掛け、街中にある綺麗なホテルに入りロビーへ直行した。
「money change please」とフロントの人に伝えたが、自分に対し何か言っているのかわからない。
ただ両替するだけだろ?と思いパスポートをちらつかせ
「I’m japanese.  money change please!」と何度も言っているが
えなりかずき風な奴に、コイツ英語しゃべれねぇぜ。。。みたいなリアクションを取られ
ちょっと偉そうな人が出てきて英語で話しかけられたがやっぱり何言っているかわからん。
えなりかずき風な奴とちょっと偉そうな人でニヤつきながら話し始め、よ~く聞いていると
「チッキン?」 「チッキン?」って言葉だけはヒアリングできた。

おいおい!このヤロー!
英語が喋れないからってチキン野郎(腰抜け&臆病者的な意味)扱いしてやがるぜ。
「NO!  I am NO chicken!!」(俺はチキン野郎じゃねぇぜ!)と日本語英語でハッキリと言ってやったら、相手は呆れ顔をしている。
後ろに並んでいる人達が待っているので、フロントの人にジェスチャーで順番を譲るように促されたが
「マネー チェンジ プリーズ! アイ アム ノー チキン!!」と伝えた。
(money change please!  I am NO chichen!!)

そしたら列に並んでいた日本人のおじ様がやってきてご丁寧にお話ししてくださいました。
「あのね。たぶん両替したいんだと思うんだけど、このホテルに泊まっている人しか両替を受け付けていないみたいよ。このホテルには泊まっているの?」と。。。日本人って優しいね♪

あ~ やっちまいましたよ。
「チッキン?」≒「チェックイン?」
と気が付きました。
まぁ直訳すると「両替してください。私はニワトリではないです。」を強めに言ってる日本人である。

海外に出ると日常的なコミュニケーションもできない無力な奴で
英語でコミュニケーションを取ることに向き合っていなかったチキンヤローであった。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ