昇格

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先日、柔術ジムで【帯昇格式】が行われた。

過去のブログで柔術の「帯制度」について書いたが
帯昇格式とは、帯の色が1つ上の段階へ昇格したことをメンバーで喜びを分かち合う儀式のようなもの。
誕生日パーティーをイメージしてもらえば、なんとなく想像がつくだろう。
ケーキの代わりに次の帯を腰に巻いてもらってお祝いをするのだ。

少し過激な風習だと「帯叩き」というちょっとしたイベントも追加される。
こちらは、小学校の卒業式などで2人1組で花の付いたアーチを潜り抜けるイメージに近いだろう。
昇格以外のメンバーが2列に並び、自分の帯を手に握りしめて待ち構えている。
その2列の間を昇格した人が歩くのだが、思いっきり帯で引っ叩かれるのだ。

自分の時はナゼか「帯叩き」の追加イベントが発動し
背中&太もも&お尻に”バチン”と、皆からお祝い言葉と共に帯でシバかれた。
追記しておくが、叩かれることにより気持ち良い… など、一切思わない。

自分が通っているジムは初心者から始める人が多いため、白帯から青帯に昇格した人が多い。
ちなみに、帯色は 「白⇒青⇒紫⇒茶⇒黒」 という順番だ。

柔術を知らない人だと、青帯ってどれくらいなの?
と疑問に思うだろうが、プロ格闘技イベントで試合をしている総合格闘家が青帯だったりすることは珍しくなく、柔術の試合にも青帯カテゴリーでプロ格闘家が出場していることもある。
ただ、柔術の場合は殴ったり蹴ったりすることはないので寝技に限り
主に試合は、帯色別、年齢別(5歳刻み)、体重別(7kg刻み)で行われる。

ちなみに、白帯でも柔道有段者(黒帯)やレスリング経験者などゴロゴロいる。
そんなこともあり、白帯で柔術を辞めてしまう人も多い。
ただ、続けていれば必ず実力が身につく競技でもある。
 
そんな柔術を続けている自分だが
青帯を取得した時に柔術をやることのメリットを書き記していたものがあったのでご紹介。
・健康を維持できる(筋肉量+柔軟性UP、体重+体脂肪+ストレスDOWN)
・おっさんになっても若く見られる(女性も)
・カッコよくスーツや服が着れる(体型)
・オシャレな柔術着が多いのでファッション感覚で楽しめる(海外ではkimonoと呼ぶところも)
・正しい体の使い方を知ることができる(かなり重要)
・挨拶や掃除をするので、生活習慣として身につく(動く習慣)
・体を使ったチェスと称されているほど超ロジカルなスポーツ(脳トレ)
・知らないことを教えてもらうことが多く、素直に教えを請う姿勢が身につく
・なかなか覚えられず&失敗ばかりするので、失敗した時の耐性とチャレンジ精神が身につく
・変な自信が持てる
・自分の弱さに気付き向き合う
・対人競技なので、必ず相手がいる。ということで、自然と相手を気遣う
・なので、動物好きと柔術好きには悪い人はいない
・ジムや出稽古先(他のジムに練習)、試合会場で競技仲間ができる
・日本に限らず海外でも出稽古に行ける(出張先で時間があれば必ず行く)
・試合の時に仲間の応援をしたくなる
・自分が試合に出場した時には、仲間の声援のありがたさを超感じる
・試合後に対戦相手と仲良くなれる
・身体をいじめ抜いたり痛みを知ることで、立場関係なく他人の痛みがわかる人になれる
・いざという時に大切な家族や仲間を守れる強さが身につく

20個挙げていますが、さすがに全てを仕事で得られることはないでしょう。
仕事を頑張っている同僚に向かって、大声で全力で応援しますか?
逆に自分が全力で応援されることってありますか?
心身ともに健康を維持できていますか?

 
昇格は通過点であり、日々研鑽を積み結果として表れただけ。
何事も向き合う姿勢が大切である。

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