コロナ融資ってご存知でしょうか?
2020年から始まった新型コロナウィルスは、世界中に蔓延し人々を恐怖に陥れ多くの死者を出した。
日本も例外ではなく未曾有の事態となり、経済にも影響を及ぼし経営難に陥る事業者が続出した。
そこで、国は2020年4月頃から「無利子&無担保&保証付き」のスーパー好条件の『ゼロゼロ融資』を実施したのだ。これが俗に言う【コロナ融資】です。
政府系金融機関では申込みが約100万件で16兆円、民間系金融機関では申し込みが約195万件で37兆円。
合算すると300万件近くの申し込みで、53兆円の融資が実行されたのだ。
今年度の日本の国家予算が約114兆円なので、相当なお金を”超好条件”で事業者に貸したのがわかるだろう。
『ゼロゼロ融資』は『経過措置期間』というものが設けられていて、”最長5年間は返済しなくてもいいですよ~”って条件付きなんです。お金借りたのに最長5年間は返済しなくてもOK!というのが”スーパー好条件”の借入金と言われる所以なのだ。
でもね、お金を貸す方の立場になってみると、5年も返済しないのは・・・さすがに大丈夫!?
と考えますので、『経過措置期間』を3年以内と設定した融資の割合が約94%と大半を占めたのだ。
ってことは!? 2023年はどのような問題が発生するのか!?
2020年4月に開始した『ゼロゼロ融資』の『経過措置期間』が終了し、実際の返済が始まるタイミングということです。どんな好条件でも返済すべき借金には変わりないですからね。
さて、実際に約束通りに返済は進んでいるのでしょうか??
3年間でコロナウィルスの影響が完全になくなり、以前の生活や経済状況に戻ったかというとそうではない。
さらに、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻や世界的な金融不安などにより世界情勢は不安定となった。燃料や原材料の高騰、円安の影響、人手不足で人件費の上昇、軒並み値上げが発生しコストアップとなり、人々の生活様式や働き方なども様変わりした。
2023年返済スタート! に話しを戻します。
そんな状況では「貸した金返せよ」状態となっているのでは!? と心配になりますよね。
3年間1度も返済しないで、急に”元本+利息”の返済がスタートするわけですから。
実際に2022年の年末頃のアンケートでは、3割近くが返済に懸念があると回答。
53兆円の3割だと16兆が「返済できるか不安なんだよね~」状態です。
いやいや懸念とか言われても、皆さんの税金が資金源ですからね。
単純に「はい。そうですか。大変ですね。」じゃ済まされない。
ってことで、約束通りに返済しているか?と聞かれれば「NO!」というのが現状です。
約束通りに返済スタートする事業者や、好条件だったから借りておいたけど手元資金に余裕があるからそもそも『ゼロゼロ融資』が必要無かったよ~ ってことで一括返済する事業者もいます。
経営難に陥っているところでは、なんとか返済しようと収益改善の策を講じて苦渋の選択を決断し頑張っている経営者がいる傍ら、もう感覚が麻痺しているのか、やけになってしまって自分のためだけお金を使う経営者もいるんですよ。
会社がガタついているのに不定期に出社して地域団体の活動ばかり優先していたり、高級料理を食べまくりキャバクラに行っては若い姉ちゃんに鼻の下伸ばして酒飲みクラブ活動したり、見栄っ張りなのか欲しい車を購入したり、周りに良い顔したい&孤独を感じたくないからと自分のお金ではなく”会社のお金で奢る”というお金をばら撒くことで人間関係を保つ寂しい人間だということに気がつかなかったり、本業に注力せず無計画な新規事業を開始しすぐに失敗しさらに窮地に追い込まれる状況になったり、自分の給料は下げずに贅沢な暮らしをしたり、法人で借金しているのに個人の口座へお金が流れてたり、、、
ごく一部ですが、”借金を返すアテもない”のにそんなことしている経営者もいるんですよ。
このようなクソ経営者は時間や金にルーズで、自分が偉いと思っているからドタキャンしても何とも思わない自己中心的で他人に迷惑をかける人間が多いですね。そりゃ約束も守れません。
「もうこれ以上好き勝手できそうもないな~」と思ったら「制限された生活と引き換えに、自己破産でもしてリセットボタン押しちゃえばいいんじゃないの~」的な、開き直りの”無い袖は振れぬ精神”で多大な迷惑をかけて清算のつもりでしょう。
会社が儲かっていてお金が余りまくっているなら、好き勝手にやってもいいと思います。
やり方次第では人望を集めるか失うかになりますが。
ってことで、2020年に始まった【コロナ融資】は3年が経ち、新たな局面に突入しています。
この局面に対して、さらに国は”救済措置”を設けたんですよ。
『ゼロゼロ融資』の返済が大変⇒『コロナ借換保証』という制度です。
3年経っても返済が大変なところは、新たな融資制度で今までの借金を清算し、新たな返済条件に組み替えましょうというもの。1億円を限度に5年間以内の措置期間が設けられている。
収支計画や返済計画の作成、金融機関による継続的な伴走支援などの諸条件はありますが、、、
いやいや大丈夫なのコレ!?ただの延命措置じゃないの?と思ってしまう。
特に性根が腐ったクソ経営者には貸さん方が良いし、このタイミングで淘汰されるべき。
ですが、決まったことは仕方ない。貸す側の目利きに委ねるしかない。
回収漏れがないよう尽力していただきたい。
さて、こんな状況下で「我々個人がやらなければならないことはなにか?」
それは、「勤め先の財務状況を知っておくということ」ではないでしょうか。
細かい数値までは知る必要はないと思いますが
どれくらいの業績で、どれくらい借金していて、返済できるような状況かどうか。
・自分の勤め先が借金踏み倒し会社だとしたらどう思いますか?
・業績がめっちゃ悪いのに、社長が豪遊しまくってたらどう思いますか?
・そんな奴に偉そうにされてたらどう思いますか?
勤め先⇒個人にイメージを変えてみましょう♪
彼氏&彼女が、夫&妻、家族や友達などをイメージしてみてください♪
・借金しているにもかかわらず約束通りに返済していない♪お金を貸してるのに返済してくれない♪
・借金も返せないようなほど稼ぎが悪いくせに、欲しいからと買い物ばかりして、好きな時に飯食って、キャバクラやホストに通いまくって、スマホゲームで課金しまくって、プレゼントや食事など奢ってくれない♪
・すげ~偉そうな口調でモノ言ってくる♪ 暴言を吐く♪ 自分が悪いことを認めない♪
こんな感じでしょうかね(笑)
一緒にいることで何か良いことってあるんですかね♪
信用できないような企業に勤めている。
信用できないような人間関係を築いている。
という状況です。
突然、勤め先からほっぽり出される可能性もありますからね。
次の一手を講じるためには知識を身につけ情報収集は必須です。
気が付いた時にはもう手遅れにならないように、常に前向きに物事を考えましょう。
0=ゼロとは、数量が空っぽであることを意味する数である。