バケモノ

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7月決算の当社は今月で17回目の申告を迎えた。

2021年度に国税庁公表の赤字申告法人率は65.4%
3社に2社が赤字申告の状況である。

仕事柄、様々な人にお会いすることがありいろんな面で学ぶところが多い。
よくありがちな話しは、利益が出ると税金を払いたくないから安易に物を購入したり
少しの黒字にして残りは全部使っちゃう的なことを聞く。

自分はこんな端的な考えは持ち合わせてはいない。
「資金」に注力しているからだ。
なぜそのような考え方なのか、それは挑戦するチャンスを得られるから。

具体的にどういうことかというと、、、
〈例〉資金が1000万円残っていて、利益が500万円とする。
   中小企業の法人税は利益の23%~33%、面倒だから30%と設定。

パターン①
イェーイ!やった~!税金払いたくねぇ~!ってことで、ご褒美に450万円使っちゃう♬
50万円(利益) × 30%(税率) =15万円(税金)
【預金残高の動き】
1,000万円-450万円-15万円=535万円

パターン②
イェーイ!やった~!来期も頑張ろう!ってことで、そのまま利益500万円!
500万円(利益) × 30%(税率) = 150万円(税金)
【預金残高の動き】
1,000万円-150万円=850万円

自分はパターン②を選ぶということ。

いざという時に「資金」が無いと選択肢も行動も狭まれてしまうからだ。
それは、事業活動を続けていくうえで致命的なダメージとなる。
そして、何が起こるかわからない未来への備えもない。

”ご褒美”や”使っちゃおう”って時の心理状態だとあまり考えず、消費思考にある。
消費は買った時の自己満足感はあるが、保有し続けることにより満足感が薄れ、資産価値が下がることがほとんどである。そもそも新しいものを購入する必要がないことも多い。

ちなみに、月に何百万と給料をもらっている人もいるが、人を狂わす要素もあるので、自分はこれもパス。
調子に乗ってしまう姿が容易に想像できるし、感覚もアホになりそうで世間ズレしても気が付かない事になる。これは、すご~~~く反面教師です。
1人の人間なんてたいしたことないのに際限なく独り占め感覚で使うくらいなら、”活き金”としての使い道は他にいくらでもあると思います。生産性が向上したり、モチベーションアップにより思考言動に変化がありパフォーマンスが良くなったり、よりよい環境に繋がることなど。

ということで、個人の考えとして少し変な拘りを紹介します。

よく「腕時計はしないんですか?」と聞かれるが、必要ないと思っている。時間を知るにはスマホで充分であり、身につける物が増えるのが嫌なのと脱着するのが面倒と感じる。そもそも至る所に時計は存在しすぐに時間を把握できるのに、なぜ高価なものを腕につけて傷や盗難など余計な気を遣わなきゃならんのか。
そんな自分に、家族思いの優しい弟から誕生日プレゼントとしてアップルウォッチをもらった時には「普段、腕時計しないんだけどつけてみるわ」と言って、1週間で自分の腕から外れた。ごめんなさい。
酒も飲まないから繫華街も行かない。煙草も吸わない。財布は使いやすさを重視したネットで買った安価な物。
人付き合いでは外食に行くが、普段の食事はかなりエンゲル係数は低い。
車は仕事柄必要なので保有しているが、乗り慣れた車が良いのでNEWモデルなどの新車情報に興味はない。購入するタイミングは何かしらの故障や不便さが発生した時である。車を買うと「車替えたの?」ってやり取りが面倒なので、現在乗っている車は買い替え前と同じ型&同じ色の中古車だ。買ったことも言わないので気が付いた人は4人だけだった。

変な拘りは続き、何に化けるかわからないような”バケモノ”が好きなのだ。
株式、生命保険、不動産、外貨預金、仮想通貨など、俗にいう”投資”と呼ばれる資産を保有している。

2020年5月上旬、コロナウィルスによって世界情勢が悪化し、経済活動が強く制限され先行き不透明などん底のタイミングでリスクを承知で投資した。
やっておけばよかった… 全財産ブッ込んでたら… 
は、後の祭り。
不安だからと動かずに銀行に預けたままなら何も変化はなかった。うふふ♪

”その時”のタイミングしかなく、”その時”に実行できる「資金」がなければチャンスが訪れても勝負できない。

ちなみに、健康に対しても同じような考えを持っている。日々の健康管理次第で、何事も全力で楽しめるような健全な身体を保つことができる。心身共に良い状態にしておくような習慣を”身につけて”いたい。
また、旅行など新しい経験を得ることや教養を”身につける”ことに糸目はつけない。何かを得ようと行動するのに、出し惜しみをして後悔するほどアホらしいことはない。
あとは、夢を追いかけている若者の支援もしている。日々努力して困難を乗り越えている若者は凄くキラキラしている。話しを聞くと気持ちが真っ直ぐで凄く刺激も受ける。何者になるかわからないからこそ、その過程を応援したくなる。
その他にも自分の経験や知識が誰かの役に立ち、前向きに何かできるようなことがあれば遠慮なく伝える。

何が起こるかわからない未来にどれだけBETできるのか。
何に化けるかわからない”バケモノ”こそ、見えない無限の価値が存在する。

そんなこんなで、タイミングがあれば会社を買うつもりだ。

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