物事の順序をどのように決めていますか?
自分は、物事の優先順位を決める際に『重要度』と『緊急度』の”2軸”で考えています。
①重要度が高くて、緊急度も高いもの
②重要度は低くて、緊急度が高いもの
③重要度が高くて、緊急度が低いもの
④重要度は低くて、緊急度も低いもの
こんな感じです。
最優先として取り掛かるのは、もちろん①ですよね。
で、次に取り掛かるものとして『重要度』と『緊急度』どちらを優先させますか?? ②or③??
『緊急度』が高いということは差し迫った状況なので”すぐに自分がやらなきゃ!”と思いますよね。
しかし、自分は迷わず『重要度』を優先し、そちらに多くの時間を使います。⇒ ③を選択。
では②の状態はどうするのか?⇒『重要度』は低いので”なにをやるべきか?”を早く決断し対処するだけ。
2軸で捉えていますが『重要度』>『緊急度』と考えてます。
現在、受験シーズンですね。
受験日が2月で1カ月前。志望校がある ⇒ ①の状態
受験日が2月で1カ月前だけど、とりあえずどこかの学校に行ければよい ⇒ ②の状態
受験日が2月で1年前。志望校がある ⇒ ③の状態
受験日が2月で1年前だけど、とりあえずどこかの学校行ければよい ⇒ ④の状態
①は「うぉぉぉお!期日が迫っている!最後の追い込みだぁぁぁあ!!」という状態です。
しかし、③の期間を”どのように取り組むか?”によって、①の状況は違ってきます。
何も手を付けていなければ「うぉぉぉお!」と焦ることになるし、しっかり準備をしておけば余裕を持って期日を迎えることができる。
”受験だ!今すぐ頑張らなきゃ!”は、時すでに遅しパターンが多いと思います。
なんなら③の期間中にしっかり準備をしないと『まぁ、いいか。』となり、①の考え方が②に変化することもあり得ます。
ということで、時間に余裕がある時の③が超重要だと思いませんか??
どのような準備をするか考え実行できるし、いろんなことに挑戦することにより仮説検証もできるし、途中で方向転換も可能です。日常生活において緊急性はさほど感じることはないが、習慣や考え方や将来を見据えたライフスタイルなどはとても重要な位置付けだと思います。
経営において『人』というテーマがあります。
例として、従業員が100名在職しているが急遽10名が退職することになり、前年にも同じことが発生した企業だとします。
これは、①に該当する事態です。
「取引先の窓口営業担当者が退職するから、すぐ後任を見つけないと」
「業務部の人が退職するから、すぐに補充しないと」
「人材確保するまでは、誰かがどうにかしてフォローしよう」
こんな感じでしょう。
この状況に対応するためには、即座に採用活動を行います。
そして、なんとか採用をして人員確保できたらひとまず終わり。。。
これだと緊急度は回避できましたが、重要度はどうでしょうか?
そうなんです。コレです。ココが『③』なんです。
100名在職している企業で1割が退職するということは何かしら原因があると思います。さらに、前年も似たようなことが発生しています。これは、今後も同じ問題が発生する可能性がありますね。
③の時期だからこそ、じっくりと改革改善を図れます。
キャリアプランの策定:従業員の将来像を明確化し、離職率を下げる。
教育体制の構築:スキルアップを支援し、会社と従業員双方の成長を促進。
人事評価制度の構築:公平な評価とモチベーション向上を実現。
マニュアル整備:業務効率化を図り、急な離職時にも影響を軽減。
このような施策をすることにより、組織全体の安定性を確保できます。
『重要度』と『緊急度』の2軸で分類する考え方は、日常業務や長期的な課題解決において有用です。
特に「重要度が高く緊急度が低い」③の時期を有効活用することで、未来の緊急事態を予防し、持続的な成長や改善を実現できます。
経営でも個人生活でも、目の前のタスクだけでなく、未来を見据えた行動が重要ですね。
さて、何からやろうか?
まずは分類からスタートです。