遠吠え

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近所を歩いていたら対照的な2匹の大きめなワンちゃんと遭遇した。

キャンキャン吠えまくって動き回っている落ち着きのない犬。
どっしり構えて触られても落ち着いていて余裕がありそうな犬。

これ人間にも当てはまるな~
と、ふと思った。

お喋りすること自体はコミュニケーションなので、
お互い有意義な時間でその場の空気が良ければOKだと思います。
ただ相手の反応を気にも留めずにずっと自分の話をしているのはいかがなものか。
キャンキャン吠えまくっている犬とさほど変わりはない。

では、なぜキャンキャン吠えるように喋るのか。
”おしゃべり” ”うざい” ”特徴” など、検索すればいくらでも情報が出てくる。

・自分の存在をアピール&誇示しようとしている
・流行りの言葉や専門用語を駆使して博識だと思われたい
・不幸自慢を聞いてもらい自己肯定感を得る
・話しの内容が愚痴&悪口&過去の話
・思ったことをよく考えずにすぐ発言
・話を誇張する
・都合の良い嘘をつく
・余裕がない
・欲が強い
・友達が少ない
など、特徴はたくさん挙げられます。

人間は他人のことはよく見えても、自分のことをわかっていないことが多い。
ということは、自分が思っている以上に他人に見られてます。
気を付けなければなりません。

キャンキャン吠えているのに対峙していないといけないケースは
・職場や学校など立場や経験、年齢などによるなにかしらの上下関係が存在する
・取引先やお客様など丁重に扱う人
・そもそもそういう性格の人が身近にいる
などのシーンが多く
質の悪いことに、吠えている方も「コイツは自分の話を聞いてくれる奴」と認識していることもある。

会話の内容も過去のことや自分の周りで起きたことばかり。
聞いている人の為になるような情報でもなく
「〇〇なことがあって〇〇さんって人間性が素晴らしいんだよ!」
なんて、誰かを褒め称えることもない。

時には、キャンキャン吠えている方も聞き手に回ることがあるが
全容がわからないことを話し手が喋り始めて、「そういうことか!」とわかった時の瞬発力は凄い。
相手が話している途中なのに”被せて話し始め”
”被せワード”や”被せ話題”を引用し「自分はわかってますよ~」の空気を作りだす。
後だしジャンケン方式の「××だと思ったんだよな~」手法もお手の物です。
知ったかぶりや”今”気づいたことは相手の人はわかっているんですけどね。

そして、「じゃあいつまでに〇〇しよう」「今日から〇〇しよう」という具体的な話しの流れになると
やりたくない内容については、できない理由や努力をしない言い訳ばかり考えていて動こうとはしない。
口だけは動かして、身体は動かさずに「楽」を選択する。

そりゃ、なるべく「楽」をしたい未来のことで、やりたくないやるべきことを決められたくはないですからね。
全力で回避するためにキャンキャン吠えまくりですよ。
そして、実行出来ているか確認をされたくないから「〇〇する」とは、宣言しない。
「自分はやるとは言ってない」という自分発行の免罪符を持っておきたいだけ。

キャンキャン吠えている犬には人は寄り付かない。
これは人間も同じ。

どっしりと余裕ある態度のワンちゃんの姿に学びを得た。

ちなみに、自分の生年月日で動物占いをすると
遠吠えばかりする狼である。

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