いよいよ2022年も終わりますね。
大晦日は紅白歌合戦ではなくてもちろん格闘技派です。
日本国内には、総合格闘技の団体(修斗、パンクラス、DEEP、ZSTなど)が多数ありまして、各団体には体重別にカテゴリーされた各階級のチャンピオンがいます。
RIZIN(ライジン)という格闘技団体って知っていますか?
近年の大晦日の格闘技はRIZIN主催のイベントが放送されているので、”見聞きしたことあるよ”って人もいるかと思います。実は、このRIZINってのは厳密にいえば格闘技団体ではなく「フェデレーション」という立ち位置で、団体と団体を繋ぐ役割を持っています。
なので、先ほどの各団体の王者や人気選手などが参戦したり、海外の強豪選手、団体には所属していない有名選手などが集結するので注目度も高く、それぞれプライドを懸けて戦う姿やストーリーに胸打つものがあります。
厳密には格闘技団体ではないのですが、ナゼかRIZINにも王者が存在します(笑)
団体の垣根を超えた強者が集う王者であり、現在RIZINの2つの階級には”ブラジリアン柔術”をバックボーンとした王者がいます。
■ライト級王者
ホベルト・サトシ・ソウザ (33歳)
戦績 15戦14勝(全てTKO&一本勝ち)
勝率・・・93.3% フィニッシュ率・・・100%
■フェザー級王者
クレベル・コイケ (33歳)
戦績 37戦31勝(29勝 TKO&一本勝ち)
勝率・・・83.8% フィニッシュ率・・・93.5%
この2人は「ボンサイ柔術」という同じジムに所属しており、下積み時代から一緒に住んでいたりと非常に仲が良く家族のような絆で結ばれている。
余談ですが、ボンサイ柔術の由来は「盆栽」からきており【一人一人の個性に合わせて手塩にかけて育てる】という哲学が由来となっている。
さて、この2人の戦績に注目して欲しい。
総合格闘技という競技の中で、この勝率の高さは異常なんです。
そして、異常な勝率の高さもさることながらフィニッシュ率(判定ではなく、TKOか一本決着)も驚異的な数値になっているんです。
この勝率&フィニッシュ率の戦績は、世界中探してもなかなかいないでしょう。
柔術競技者の私自身としては、柔術の技術を駆使した試合展開としっかり勝ち切る戦いに魅了されてます。
で、話は戻って今回の大晦日は”日本対世界の対抗戦”となっており
日本のRIZINと海外のBellator(ベラトール)いう団体の王者同士が試合するんです。
世間的にはベラトールの方が格上の団体ですが、この2人が日本代表として勝負に挑みます。
勝負の世界なのでどのような展開になるのか全く予想はつきませんが
両団体の威信と王者としての意地と日本代表としての誇りがぶつかり合うこの試合に注目です。
それでは、よいお年をお迎えください。