帯制度

BJJ

柔術には帯制度というものがある。

熟練度によって腰に巻く帯の色が分けられている。

白帯 → 青帯 → 紫帯 → 茶帯 → 黒帯

あくまでも私見だが、上場企業の役職で例えるとこんな感じだろうか。

白帯・・・新入社員~主任

青帯・・・課長

紫帯・・・部長

茶帯・・・役員

黒帯・・・社長、会長

 

柔術の黒帯取得への道は非常に険しく、柔道や空手の黒帯取得までの年数と比較すると圧倒的に長い。

そして、黒帯の強さは変態的な強さである。そりゃ上場企業の社長・会長ですから。

ちなみに、私が通っているジムの主は黒帯の中でも3段であり、変態3段です。

 

そんな帯色の話しをしたが、ブラジリアン柔術の帯制度には昇級審査などがない。。。

不思議な事に明確な基準がないのだ。

基本的には所属しているジムの代表が認めたら昇格となる。

(所属先によっては明確な基準が存在するところもある)

 

いくら自分が出来ていると思っても、次の帯に達していると思っていても、認められなければ昇格できない。

あくまでも他人が評価する。

これは、社会人として基本のことである。

だから自分以外の人から目に見える評価をしてもらった時の感動は計り知れない。

努力を積み重ねたことが報われた瞬間である。

 

では、どのように昇格を狙うのか。

それは、第三者目線で納得するような実績を残すしかない。

・モチベーションを保ち練習を真面目にコツコツやる

・素直な気持ちで教えてもらったことを吸収し体現する

・試合に出場して成績を残す

 

仕事と共通していることが多いと感じる。

・日々の体調や気分の浮き沈みで仕事のパフォーマンスが変化する

・OJTやOff-JT、諸先輩方や同僚など、時間と費用をかけて教えてもらったことを吸収せず実行しない

・自分が主役となるプレゼンや会議の期日が決まっているのに、限られた時間の中で準備を怠る

ダメパターンあるある。

 

ちなみに、ネット情報や見聞きした経験から柔術を始めて白帯で辞めてしまう人の割合はかなり多い。

キッカケは人それぞれだが、自分が興味を持ってやろうと思っていてもすぐ辞めてしまうのはナゼか?

・本来の目的を失う

・気持ちにムラがあり、熱しやすく冷めやすい

・自己評価ばかり気にして無意味なプライドが邪魔をする

・自己評価が過大で現実とのギャップに心が折れる

・周囲の人との関係がこじれる

挙げればキリがないがマイナス要因で辞めるのはこんな感じだろう。

 

チャレンジするため、ステップアップのため、環境が劣悪で輝ける場所を変えるなど

ポジティブであればなんでも良いが、やるもやらぬも全ては自分が決断したこと。

 

過去は固執せず活かすためのものであり

今やるべきことに取り組み、未来の可能性に胸を躍らせる。

 

理想はそうであるかもしれないが、誰しも弱い自分というものが存在するのも事実。

そんな弱い自分と向き合い克服するような習慣を取り入れることで充実感を味わえ

それが自信となりその人の雰囲気を作るキッカケにもなるかもしれない。

 

仕事でも趣味でもどんなジャンルでも、自他共に成長を感じられ、没頭できるモノがあることに誇りを持ち

ひたすら自分自身と切磋琢磨する環境に身を置く。

楽しいチャレンジは意外と身近なところにある。

さぁ、一歩踏み出そう!

Let’s  BJJ !!  I have Blue belt.

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