漫才

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最近はお笑い番組や芸人さんが数多くテレビに出演しているなという印象がある。

そして、年末には漫才日本一を決定する「M-1グランプリ」という賞レースが開催される。

たまたま放送していたのをリアルタイムで観たのだが、「M-1グランプリ」というのは”生放送”なのだ。

 

想像して欲しい。

人前で挨拶やひと言喋るシーンは誰しも経験があるだろう。

チャンスは一度しかない状況で 「この人話しがめっちゃ面白いんですよ~! はい、どーぞ!」 と紹介され

一語も噛むことなく 飽きさせない話の展開で他人を笑わせ オチまでつけて喋ることは

なかなかできる芸当ではない。

 

漫才ともなると基本的に「ボケ」と「ツッコミ」の2人でネタを進めていくが

ワードセンス・間・声・話すスピード・つかみ・共感を得るストーリー・意外性など

求められるモノが非常に多い。

 

実は、自分も過去に5~6分の漫才を3回経験したことがある。

きっかけは、年一回仕事関係で一泊温泉旅行の恒例行事があったので

参加者向けにノリでやってみようと思いコンビを組んだ。

主軸のネタ作りをし、練習用動画を確認しながら、相方とブラッシュアップしていく。

 

披露した漫才について自己評価するほどおこがましいことはしないが、

漫才をやってみた身として言えることは、必ず仕事に活きる。

 

ちなみに、第2回目の「漫才」はネタを作り込み過ぎて、一番やっちゃいけない本番中に”ネタが飛んだ”。

完全フリーズしたので、逆に相方も「コイツ。本番でネタを飛ばすアドリブ入れてきやがった」と思わせてしまうほどの綺麗な飛びっぷりである。

で、臨機応変に上手くフォローしてくれた相方の「マジでコイツ ネタ飛びやがった!」の顔が今でも忘れられない。

大変迷惑をかけて大恥をかいたが、今となっては良い思い出である。

 

プレゼンをしたり、説明や意見を求められたり

基本的なことで言えば、ホウ・レン・ソウなど

他人とのコミュニケーションはビジネスシーンでよくあること。

話しの展開、相手の共感を得られるポイント、伝わりやすい言葉、分かり易い説明など

「漫才」で求められるものと共通点が多い。

 

草食系若手ビジネスマンから

「伝えるのが苦手です」や「仕事をする上でなにをやったらいいですか?」とか聞かれた時には、

「相方を見つけて、自分でネタ作りをして漫才をやってみたらどう?」と答える。

なぜ漫才をやってみたらいいか理由と効果を伝えるが

「作ってみたので漫才を見てほしい」 目の前に現れた人は皆無だ。

 

漫才なんかやって得るものがあるのか? 【やる前からやらない理由探し】

どうせふざけて言ってるんだろう 【都合の良い解釈】

恥をかくのが嫌だ 【変なプライド】

やったことがないからやり方がわからない 【新しいことに挑戦しない】

笑わすネタ作りなんて大変 【逃げ癖】

ほとぼりが冷めるまで放っておこう 【放置プレイ】

やらない人の意見を聞くと上記パターン。

各個人それぞれの考えがあっていいので、もちろんやらない判断でも全然OK。

ただ、仕事もそんな感じで動く人が多い印象である。

漫才だけに限ったことではないが、何事もやりきることが大切。

 

健康面でも”笑い”が人にもたらすプラス効果は計り知れない。

話し上手な人 他人を笑わすことのできる人って

”相手のことをよく考えているな” とつくづく思う。

笑いがある”輪”を繋げていきたい。

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