対面でのコミュニケーションって大事ですよね。
メールやLINEなど画面越しの文章のみだと、表情や声のトーンがわからないので温度感が伝わらないこともあるし、目の前に人がいないから気持ちが大きくなってしまったり、相手の文章から気持ちを読み取ろうと気疲れすることもあるでしょう。また、インターネットのコメントやSNS系など、対面することがないとわかっていれば好き放題発言する輩もいますよね。
ところで、コミュニケーションには4つのタイプがあると言われています。
■理論派 アナライザー
【特徴】
多くの情報収集し客観的に分析し、冷静かつ慎重に行動する
物事をコツコツ進め、他人とあまり会話をしなくても苦にならない
〔好む〕
データや指標を用いる
目的やプロセスなど論理的に伝える
〔嫌う〕
裏付けや根拠のない数値や情報
慣れ慣れしく接したり超個人的な話題
■現実派 コントローラー
【特徴】
行動的で思ったとおりに物事を進めることを好みリーダーシップを取る
結果を重視し合理的に自分で判断する
〔好む〕
単刀直入に話し、結論から要点を伝える
白黒ハッキリする内容にする
〔嫌う〕
効率が悪い
結論が曖昧
優柔不断で自信のない態度
■社交派 プロモーター
【特徴】
アイディアが豊富で影響力を与えている
注目されるとテンションが上がり他者と活気あることを望む
〔好む〕
明確なリアクションをする
聞き上手となり自由に話しをさせる
〔嫌う〕
終始資料やデータの説明など堅苦しい用件のみ話しをされる
話す機会を与えられず自慢話を無視される
■友好派 サポーター
【特徴】
自己主張は少なめで気配り上手
調和を重んじ、人の気持ちを理解しようとする
他人を援助することを進んで行動し協力関係を築くことを好む
〔好む〕
役に立ちたい気持ちが強いので、助かっていることを言葉で伝える
相手を尊重している雰囲気を作る
〔嫌う〕
鈍感、短気、圧力、急な変化
不安を無視される
賛同を合意と誤解される
考えや気持ちを話す機会を与えられない
いかがでしょうか?
どれか1つのタイプに全振りすることはできませんが、ご自身のタイプはなんとなくわかりましたか?
また、苦手と感じていた〇〇さんは〇〇タイプだったのか~!のような気付きもあったかもしれませんね。
人間関係で重要なことは、自分を知り相手を知ること。
〔好む〕と〔嫌う〕はタイプ別コミュニケーションのコツとなります。この攻略法を参考にタイプ別に関わり方を工夫してみてはいかがでしょうか。
でも、人間なんで4つのタイプに当てはまらないこともあるってことはお見知りおきを...
自分が大学生の頃。
ポカポカ陽気の春頃に、夜遊びしまくって授業をサボってお昼前まで寝てた時に事件が起きた。
「ピンポーン」
実家のインターホンが鳴ったが、眠いので無視していたら
「ピンポーン」「ピンポーン」・・・「ピンポーン」・・・「ピンポーン」
手強い奴が来た。
外に出てみると葬式ですか?って感じの黒い服を来た20代前半と50代位の女性2人が立っていた。
「どちら様ですか?」
「〇〇〇さん(兄貴の名前)いますか?」
実家から出ていた兄貴はもう家にはいないので
「今、ここには居ないんですよね~。」
って答えたら
「どちらに住んでますか?住所を教えてください。」とのこと。
寝ぐせがついたままの寝ぼけた自分でもさすがに危機察知をして
「名前を名乗りもしないあんたに、なんで教えなければならないんだ?」と回答。
そしたら、もう一人の女性がウチの郵便ポストを漁り始めたのだ!
うぉぉぉお! やっべ~ぞ!
と思いつつも、「何してんだアンタ」と阻止。
阻止している自分に向かって若い方の女性が
「以前、〇〇〇さんとお付き合いをしていてどうしても忘れられないんです」
と、連携プレーで翻弄してくる。
兄貴もいいモン持ってるんだな~と感心しながらも
めんどくさいので、「警察呼びますから」と伝えてと家に戻ろうとしたら
また郵便物を漁り出すわ敷地内に入ろうとするわでカオス状態。
通報が先だなと思い一旦自宅へ戻り「〇〇で~△△で~」と110番に電話。
外に出たら2人が何もせず、ぼ~っと突っ立っていて
「今、警察呼んだからね。アンタは何者だ?」
とおばちゃんの方に質問。
「私はこの子の母親で、〇〇〇さんと別れてから立ち直れなくて見てられないんです」と話し始め
「私は〇〇〇さんと会ってお話しがしたいんです」と娘がまたもや見事な連携プレー
「そんなの知らねぇよ。そもそも人の家の郵便物漁るとかオカシイだろ。相手が望んでもないのに勝手に来る時点で嫌われてんだろ!」
「そうなんでしょうか?」
「知らね~よ!」
「康弘さんはお付き合いしている方はいないのですか?」
おいおい!俺に乗り換えか!? と同時に、なんで名前知ってんだよ。。。
という気持ち悪いやり取りを続けていたら、向こうの方からパトカーが向かってきた。
ひとまず安心かな~と思った矢先、その親子はそそくさと立ち去ってしまった。
相手は女性だし捕まえるのも何言われるかわからないので、そのままお見送りをした。
警察官に事情説明をしたのだが、寝ぐせで部屋着の大学生が警察官2人に囲まれているという悪いことしてないのに近所の噂になりそうな絵図になってしまった。
その後、母親に「こんなことあったわ~」と報告したら「春は変な人が多いからね。また来たら私が言ってやるよ」と軽くあしらわれ幕を引いた。
時は経ち・・・ 次の年の春...
また奴等が現れたのだ。
今回もタイミング悪く自宅にいた自分が対応することになった。
「ピンポーン」
「はい~」
「〇〇〇さんいますか?」
「っ!!!!!」
家の中から外を見ると去年現れた親子がそこに立っていた。
母親の言う通り春が活動期なのか~と感心しつつも、警察に来てもらっても逃げてしまうし、とりあえず近くに出掛けている母親に連絡した。
母「えっ!?また来てるの?あんた追っ払ってよ」
俺「また相手するのかよ~。めんどくせ~な~」
ということで、家の外へ。
「去年も来ましたよね?」
「はい。昨年はご迷惑をおかけしました。」
おぉ。今回はそんな感じ!?と思いつつも
「まだ兄貴に会いたいの?」
「はい。是非お会いしたいです。」
まぁそんなこんなで今回はやんわりとやり取りしていたら
遠くの方からもの凄いスピードでチャリンコをかっ飛ばしてこちらに向かっている母親が見えた。
到着するやいなやチャリンコに跨りながらもの凄い形相で開口一番
「去年も来た親子ってのはアンタ達かっ!」
って言い放った(笑)
今回はそんなモードじゃないんだよな~と思いつつも、解き放たれたドーベルマンはもう制御不能である。
その勢いに再来した二人は押され気味で、ドーベルマンの話しを聞かなきゃいけない雰囲気に。
いろんな話しをした挙げく
「こんなに純粋で可愛らしい女性なんだからね。男なんて星の数ほどいるんだから他に良い人見つけな」
と娘の方に伝え
「お母さんも一緒に寄り添うのはわかるけど、娘の背中を押してあげられる母親でなきゃ」
と声を掛けていた。
そしたらなんと「ありがとうございます」「頑張ってみます」と見事に懐柔したのだ。
もしくは、、、
ヤベ~奴が出てきたから退散しよう。
と思われたかもしれないが、真意はともかく今後その親子は現れることはなかった。
約20年以上前のエピソードだが鮮明に覚えており、
診断するならば、母親のコミュニケーションタイプは突進型『ファイター』だろう。